農家の種類と産地

今村農園では稲作、施設園芸(きゅうり)、露地栽培(レタス、ブロッコリーなど)をやっていて、多品種栽培している農家は比較的少ない。
一般的な農家は、栽培品目を絞って効率化し大量生産している。

農家にはどういった種類があるのか?
野菜の産地ってどこ?

といったことをこの記事に書こうと思います。

農家の種類

・稲作
水田で米、麦、大豆を栽培する
米・麦・大豆を栽培するには、トラクター、田植え機、コンバイン、乾燥機など大型の機械投資が必要になる為、個人農家が作っているところは少なく、オペレーターに作業委託してるところがほとんどだ。
オペレーターは、まとまった土地を借りれるので、機械投資ができ効率の良い作業ができる。
ただ、いい土地はほとんど誰が作るか決まっているので、新規参入で一から始めるのは難しい。

・畑作、露地
時期にあった野菜を栽培
夏秋:キュウリ、ナス、ピーマン、オクラなど
冬春:ダイコン、ニンジン、レタス、キャペツなど
圃場に年2、3作栽培する。
天気の影響をもろに受けるので安定し栽培し続けるのが難しいので野菜の値動きが激しい。
耕作放棄地がたくさんあり、初期投資もそんなに必要ないので、新規参入は比較的しやすい。

・施設
人為的に環境を制御しビニールハウスで野菜を栽培、主に果菜類・リーフ類、花き
温度、湿度、二酸化炭素濃度、光度などを測定し植物の性能を最大限引き出させ、高品質の作物を安定的に収穫できる。
高性能ハウスが増え反収が多くなり、市場に野菜が過剰供給になりつつある。
栽培に手間がかかり作業量も多く、何反も栽培する事が難しい。
やらなくなったハウスもあるので、うまく見つければ新規参入も可能。

・果樹
リンゴ、ミカン、モモなど
山間部や高原などで栽培する必要があるので、どこでも作れる訳ではない。
収穫できるようになるまで木を育てるには3年は必要。
高齢になるにつれてできなくなるので、やめていく農家さんとマッチする事ができれば1年目から安定して栽培ができる。

以上4種類ある。

野菜の産地
日本は四季があり、寒冷地・温暖地、高原・平原など様々な環境でその地にあった作物を栽培している。
例えば
・トマトは熊本
・リンゴは青森・長野
など他にもいろいろある。
果樹は地域の特性・気候をもろに受けるため、山間部・高原で作られているところが多い。
名産地意外で果樹を作っているのはほとんど知らない。
野菜は露地・施設や栽培の工夫で全国あちこちで栽培されている。
その為『地域で多く栽培している野菜=産地』という認識になる。
正式には以下の通りに定義されている。
野菜のうち特に消費量の多いものを国が定めていて、指定野菜という。
指定野菜を毎年作ってくれる規模の大きな産地を国が指定していて、指定産地という。
※指定産地一覧
 https://www.maff.go.jp/j/seisan/ryutu/yasai/y_law/index.html
これからの農家について
お米は、全国でたくさん栽培されているが、有名なところだと「魚沼産コシヒカリ」ぐらい?しか認知されていないのではないか。
指定産地一覧にある野菜は、地域ではまとまった量を栽培している為、効率化で機械化が進んでいる。
JAからも農家を後押ししようと補助金がでたりする。
また、出荷場で巨大な青果選別機が使用されていて、農家さんは農産物を持っていくだけで箱詰めまで全部自動でやっていたりする。
果樹・花きについては全く詳しくないのでまだまだ情報なく勉強中です。
日本は高齢化人口減少が進んでいるので、効率化による大量生産は供給過多になってしまっている。
個人で機械投資・規模拡大するのはなかなか容易ではない。
周りで作られていない野菜を消費者に直接販売するのがいいのではないかと思う。
今村農園もこれから頑張っていきます!