大規模農業と小規模農業

農家の種類と産地の延長のような記事になります。
指定産地一覧にある野菜は、地域ではまとまった量を栽培している為、機械を導入し効率化が進んでいる。
そういった地域では比較的大規模農家が多い。
それ以外が小規模農家で今村農園みたいなところだ。

ここでは、
・大規模農業のメリットとデメリット
・小規模農業のメリットとデメリット
・結局どっちが?
を記事にしました。

大規模農業のメリットとデメリット

メリット
・作業労働時間の減少
・生産費用の削減
指定産地では農業機械の導入を国やJAが後押しし、農業機材の性能をフル活用して効率よく作業を進めることができます。
作付け面積を拡大しても作業内容や作業時間にさほど変化はないと言われています。

デメリット
・生産物の質低下
・単価下落時の影響大
面積拡大とは、田畑1枚の面積を拡大することではなく小さい面積の枚数を増やすことである。
圃場ごとに生育の良し悪しがあるが、管理が大胆になりどの圃場にも同じ作業をして大量の生産物を得る。
管理が大胆になると一つ一つの生産物の質の低下につながってしまうのだ。
大規模農家の生産物の卸先は市場が大半で、市場価格の影響がもろに直撃する。
大豊作の年だと、箱詰め出荷するほど赤字になり、圃場にある野菜をそのままトラクターで耕してしまうこともある。

小規模農業のメリットとデメリット

メリット
・リスク分散がしやすい
・良質で高付加価値をつけやすい
小規模農家で単一野菜を市場に下ろしていると、市場価格が安い年は収入の激減につながる。
品目数を増やしてリスクを分散することができます。
小さい面積で野菜の手間をかけれるので、良質の物ができる。
市場以外に野菜を卸し、取引先と直接やり取りし、野菜価格を自分で決める事ができる。

デメリット
・労働時間の増加
・生産効率が悪い
・収益をあげにくい
農地面積が小さいと、農業機械の性能をフル活用するのが困難で効率が悪く、人の手で作業する事が多くなり、作業時間が増えてしまう。
良質な野菜を付加価値をつけ高く売ることはできるが、量が少ないので収益を増大させるのは難しい。

結局はどっち?

大規模と小規模のメリット・デメリットをいろいろ挙げてみた。
農家の収入は大体以下の式でわかる。

『品目の単価✖️量=収入』

大規模農家は
品目の単価が市場価格で小さくなりやすく、量は作付け面積を増やせば大きくなりやすい。
小規模農家は
品目の単価が付加価値を付け大きくできるが、面積が小さいので量は少ない。

自分がやりたいのはどっちの形態か?
収入がちゃんと上がる算段になっているか?
考えて実行しましょう!

今村農園もこれから頑張っていきます!